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雑草魂エンジニアブログ

「自分の理想像」に囚われている自分

アクションを起こすことでフッと巡り合う体験は、自分が求めていた答えを持ってきてくるものだと実感します。

引き寄せの法則なのか、因果関係はわかりませんが、いつもと違うアクションを起こすことが大事だと思わされます。

そういう意味でも「読書」は最高ですね!
家にいながらも読書をすることで、 他人の体験を疑似体験できます。

今日、紹介する本は「ビジネス書グランプリ2020」にノミネートされた本です。

  • 本のタイトル:世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業
  • 著書:Nami Barden、河合 克仁

要約

  • 人生の苦悩は「自分の理想像に対する執着」と「今を生きていないこと」が原因となっている
  • 自分の心としっかりと向き合い、意識を「今」に集中させる
  • たくさんの人との関わりの中で自分は生きていることを意識する
  • 心をメンテナンスするためにメディテーションをする

感想

素直にこの本を読んだ後には、自分の心をえぐられたような気分でしたw
本書を読むことで、すぐに「美しい心の状態(Beautiful State of Being)」になれるわけがありません。
そして、自分の心と向き合うことが少し怖い気がしています。

最大の問題は、「無意識のうちにしがみついている」ことです。常に「こうなりたい」という理想像を目指して生活しているにもかかわらず、自分では本当は何にしがみついているのかわかっていないのです。そして、しがみついている理想像と現実の間にギャップが起きたとき(理想どおりでない状況になったとき)、苦悩が生まれます。

この文章を読んだ時、まさに自分も同じ境遇だと思えました。 正直、自分がどうしたいのか、今のままではいけないという、不思議な焦りに苛まれている気持ちになっていました。自分がどうありたいのかを外の世界の体験から得ようと、色々と新しいことにチャレンジしたりして必死に模索していました。

しかしながら、この原因は、自分の無意識の中にある「自分の理想像」だったんです。

まだ「自分の理想像」は探しきれていませんが、自分の最大の敵はやはり「自分自身」なのだと強く思わせてくれました。しっかりと自分と向き合い、自分の心ときちんと対話できる大人になり、「今」という時間を存分に味わうことができるようになりたいと思えました。

自分中心の考えから行う偽善者の行動ではなく、本当の意味での「All For One, One For All」の行動ができるよう心の整理をしていきたいと思いました。

このような気付きを与えてくれた本書に感謝の意を表します。 気づきから、アクションに移していくことが何よりも大事なので、きちんと実行していきたいと思えました。

是非、みなさんも一度読んで、自分の心と向き合ってみてはいかがでしょうか。

最後に、本書で心に残ったフレーズをご紹介します。

真の幸福や満足感は、手に入れようとして入るものではないのです。今足りない何かを増やすことで幸せになるのではなく、美しい心の状態になったとき、自然と心の底から湧き上がってくるものだと気づかねばなりません。

もっと、もっとと求めすぎてしまうことがありますが、日常の幸せにこそしっかりと目を向けて、「今ここ」を味わい、感謝する気持ちを忘れないようにしたいと思えました。

「子どものため」に、と思ってしたはずの行動が、実はすべて自分(の理想像)を守るために行っていることであった、ということに気づかない限りは、よい教育などできるはずもないのです。

教育者を目指したい自分には、かなり響きました。
本当に子供たちにとって、最高の教育とはなにか、独りよがりになるのではなく、子供たちと真剣に「美しい心の状態」で向き合っていきたいと思えました。

自分という存在をまるごと受け入れ、「私は私のままでいい」と肯定している状態が、本当の自信なのです。

深い言葉じゃないですか?笑
本当にその通りだと思えました。

「私」というフィルターを通して世の中を見るのではなく、世界の中の一部として自分は存在している、とフォーカスを変えて行動をしていくと、いかに自分中心の意識にこだわることが無意味で儚いことかがわかります。

いつかこの真理に、自分自身がたどりつくことができるよう願いを込めて、この文章をしっかりと自分の心に刻んでおきたいと思えました。

アクションプラン

(著者のYouTubeをリンクが紹介されていましたので、紹介しておきます。)

  • 美しい心を取り戻す4つのステップを実践してみる

書籍情報