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雑草魂エンジニアブログ

【VSCode】Visual Studio Code Insiders でリリース前の新機能を使ってみよう

前回の記事で、VSCode + Drow.io で、図形入りドキュメントを作成する方法 を紹介した。私は現在、「VSCode」(Visual Studio Code)を愛用している。そして、VS Code は毎月のようにアップデートされている。

code.visualstudio.com

7月のアップデートでも、様々な機能が追加されている。新機能に関して、安定版にリリースされる前に、先行的に使える「Visual Studio Code Insiders」があることを最近知ったので、紹介する。

Visual Studio Code Insiders  とは

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Visual Studio Code Insiders」は新機能をいち早くチェックしたり、新機能を利用した拡張機能をテストしたいというアーリーアダプターのためのVSCodeの開発版(β版)である。以前までは、通常版の設定ファイルを書き換える必要があったようだが、「Visual Studio Code Insiders」は通常版とは別にインストールすることができる。通常版の VS Code とは独立して、拡張機能の設定なども各々で保持しており、必要なものだけをインストールして使うことができる。

ただし、通常版とは異なり、開発版(β版)であるため、新機能を追加したことによるバグなどが発生することも考えられる。しかしながら、以下のように日々アップデートが行われ、BugFix されているので、開発版(β版)であることを理解した上で使う分には問題ないと思われる。

github.com

インストール方法

以下にアクセスして、「Download」ボタンからインストールしてみて欲しい。

code.visualstudio.com

インストール後は、解凍するだけで、すぐに使うことができる。

サブエディタとしての利用

開発版の使用用途としては、上記でも述べた新機能の先行利用が主であるが、サブエディタとしての利用用途もあるようだ。

通常版の VS Codeを、JavaScript/TypeScript、PythonRubyなど様々な言語で利用し、様々な拡張機能をインストールした場合に VS Code の動作が重くなることがあるらしい。

その場合に、通常版とは別で拡張機能をインストールでき、設定も個別に可能な VSCode Insiders をサブエディタとして使うことで、作業効率を上げることができる。用途としては、有用であると思えた。

参照:VSCodeの調子が悪い時はVSCode Insidersに避難しよう - mottox2 blog

まとめ

今回は、VS Code の開発版(β版)を紹介した。これまで通常版しか使ってこなかったが、β版で新しいリリース前の新機能が使えることは新しい体験であった。7月のアップデートで、「Setting Sync」の機能が VSCode Insiders でのみ現在公開されている。VS Code を複数マシンで使う場合に、毎回設定するのは面倒であるが、この「Setting Sync」を使うことでその問題を解決することができる、まさに待望の機能である。使用感などに関してはまた紹介したいと思う。みなさんも、是非、試してみてほしい。

それでは、素敵な開発ライフを。