7839

雑草魂エンジニアブログ

技術ブログを書くとは〜ブログメンタリングを通して

私は今年の6月から3ヶ月間、カックさん( @kakakakakku )のブログメンタリングを受けてきた。今回は、その振り返りをやりたいと思う。また、今回の記事が本ブログを書き始めて、ちょうど50記事目になる。

技術ブログってどうなの?なんかアウトプットしたいけど、どうすればいいの?ブログとか書いてみたいけど、一歩踏み出せていない。。。そんな方の背中を押すことができれば幸いである。

3ヶ月前のワタシと今

私がこのブログメンタリングを受けるにあたり、最初に書いた記事がこちらである。 serip39.hatenablog.com

ブログメンタリングの詳細に関しては、師匠であるカックさんの記事を是非読んで欲しい。 kakakakakku.hatenablog.com

ブログメンタリングがスタートしてからは、カックさんに「週3記事を更新していきます!」と宣言した。(最初に、設定した更新頻度は原則変更できない。)カックさんには、「ブログは、「短距離走」ではなく、「マラソン」のようなもの。最初に勢いを付け過ぎると、三日坊主で終わったりするので、自分の心地よいペースでスタートして習慣化したほうがいいですよ!」と言われながらも、私自身、弱い自分を知っていたので敢えて厳し目でスタートさせてもらった。

正直、慣れるまでは、かなり大変だった。。。1記事書くのに、余裕で3〜4時間ぐらいかかっていた。仕事やタスクに追われて、ついブログ記事の執筆を後回しにしてしまうと、週3記事の更新ができなくなったりした週もあった。その場合は、なぜできなかったのか、原因分析と対策をカックさんと話し合い、翌週に先週分の穴埋めをしたりした。そんなこんなありながら、どうにか3ヶ月を終えて、週3記事ずつ更新することで、本日50記事目を書くことができている。

これも、全ては「きちんと見てくれる人がいたこと」がすごく大きな原動力であった。

まさに、メンターであるカックさん、そしてこのブログを今こうやって読んでくれている方々のお陰様であった。本当に感謝しかない。

カックさんは本当に親身になって、ブログを見てくれた。文章の ですます調 と である調 の混在や、固有名詞のきちんとした表記、全体のバランス感。さらには、記事の詳細な技術的なアドバイスや、もっとステップアップした場合の技術の紹介など、本当にブログのアドバイスだけでなく、技術領域の見識を広げる意味でも多くのアドバイスをいただけた。

しかも、事前に「〇〇時に提出します」と約束しているわけではなく、私の個人的なタイミングでブログを公開し、カックさんに連絡すると、即座に返事をくださった。本当にどれだけ仕事ができる人なんだ。。。と頭があがらなかった。本当に感謝しかない。

実際にブログを書いて、数字の方はどうなのか、気になる人もいるかもしれないので、一応公開しておく。

f:id:serip39:20200830174535p:plain

ブログで収益をあげることができるレベルでは全然ない。そもそも収益化を目的として、技術ブログをしているわけではないので、その点は個人的に問題ではない。

ただ、今月になって、PVが伸びているのには理由がある。それは先月までGoogleにインデックスされておらず、今月やっとインデックスされたためである。

はてなブログをやっている人は、是非注意してほしい。ブログ記事を書いただけでは、きちんとGoogleにインデックスされずにいる可能性があるからである。Google Search Console のガバレッジで自分の書いた記事のURLがきちんと有効になっているか確認することをオススメする。もし記事のURLが登録されていない場合は、「URL検査」でインデックスさせたいURLを入力して、「公開URL をテスト」→「インデックスを登録をリクエスト」を実行してほしい。3日後ぐらいには、クローラーがきちんと認識してくれて、インデックスされていることが確認できる。

私がこの事実に気付いたのが、8月中旬頃。そこから、全ての記事のインデックス登録を行い、今週すべての記事がインデックスされた。お陰様で、Googleからの流入が確実に増えた。ブログ をやっている方は、要チェックである。(ブログを書いている人には、そんなの当たり前だwって言われそうだが。私は見落としていたので、反面教師としてしてほしいw)

ブログメンタリングを通しての学び

技術ブログを3ヶ月間書いてきて得た学びは以下が挙げられる。

  • アウトプットの習慣はインプットの幅を広げ、質をあげる。
  • 自分の当たり前は万人の当たり前ではない。ただ、同じ境遇の人は必ずいる。

アウトプットの習慣はインプットの幅を広げ、質をあげる。

私が技術ブログを書いてきて、一番実感していることは以前よりも明らかにインプットの幅が広がり、質が向上したことである。

これまでは、忙しいや時間がないことを理由にして、目の前の自分の業務やプロジェクトに通じる技術にしか目を向けることができていなかった。アウトプットの習慣は、あくまで私にとってきっかけでしかなかったのかもしれないが、このきっかけがあることで、ある技術の最新動向を確認してみたり、周辺技術にまで目を向けてみたりと技術領域の幅がかなり広くなった気がしている。まだ技術を習得したとは言えないので、あえて「気がしている」に留めておく。

そして、アウトプットする習慣が定着し始めると、インプットのメモの取り方が変わった。私はプログラマーとして色々な機能を実装したりするが、インターネットでかなり調べる(ググりまくる)。いろんな人のいろんな実装例を見ながら、今実装したい機能や開発状況と照らし合わせて、どれがベストプラクティスなのか、判断して実装していく。だいたいのプログラマーもこうやって、試行錯誤をしていることかと思う。

以前までの私であれば、調べて、実装ができれば、それで終わっていて、自分の技術として落とし込むというところまで完璧にできていなかったように思う。アウトプットを意識することで、実装時に調べた内容を整理してみたり、今回使っている要素技術まで目を通してみたり、現在発生している現象やバグの状況、さらには解決までの経緯をメモしたりするようになった。このように整理することで、より詳細な部分が気になったり、バグの解決において後戻りがなくなったりと、メモによるアウトプットの効果は絶大であると思う。

そして、このアウトプットを公開するのが、ブログという場であるが、ブログの記事で、目に見える形で成果が残ることは達成感としては大きい気が個人的にはしている。今見返してみても、この3ヶ月に色々あったことが、記事をみることで思い起こすことができる。昔のコードだけを見ても、これなんだったけ?となることがあるが、記事として残っていると、説明文もきちんと書いていて、振り返ったときもわかりやすい。

自分の当たり前は万人の当たり前ではない。ただ、同じ境遇の人は必ずいる。

ブログを公開することで、誰かの目に止まる可能性があるわけで、「GIVE & TAKE」で技術を深めていくことができる。

開発をする上で、様々なことをインターネットで調べると思うが、その情報源を作り出しているのも、世界、もしくは日本のどこかにいる同じ技術者である。世界中、日本中の技術者に助けられながら、私は開発ができている。OSSを多く使えるようになった現代においては、これは当たり前であるが、TAKEばかりではなく、GIVEもしていくことが技術者としてのあるべき姿ではないかと個人的には思っている。

ブログの記事を公開するとなったときに、以前は以下のような不安を抱えていた。

  • 自分のアウトプットには価値がない
  • 他の優秀な人の記事の方が有益だから、気が引ける
  • 公開することで、批判されたりしたくない

でも、実際には価値があるかないかを決めるのは、自分ではない、他者である。なので、公開してみないとわからないし、自分で判断することではない。また、もし批判された場合も、技術に関する批判であれば、自分の勘違いを見直すことができたり、知らなかったことを知ることができる。そんなチャンスは自分だけでは得ることができない、最大のチャンスではないだろうか。技術者として、無知でいることが一番怖いと個人的には思っている。

また、同じような記事でも、書いている人の状況や知識レベルが違うこともあり、書いている視点が違ったりするので、万人には受け入れられないかもしれないが、一部の人にとってはドンピシャで欲しい情報である場合もあるかもしれない。わからないことを調べるときに、いろんな記事を読んでみて、この人の記事がわかりやすいと感じるのは人それぞれ違うはずなので、いろんな記事があっても私はいいと思っている。

ただ、ブログを書くにあたって、「自分の当たり前は万人の当たり前ではない」ことは意識しておく必要があると思えた。きちんとこの記事を読んで欲しい人をイメージして、その「読者」に必要ではないかと思える情報はきちんと記載してあげるべきではないかと思う。そうでないと、つい自分本位の公開する必要もない記事になってしまう気がしている。もちろんタダのアウトプットのメモでも、有益な情報であることは確かであるが、せっかく公開するのであれば、最低限の配慮などはすべきではないかと個人的には思っている。

これからのワタシ

3ヶ月間のブログメンタリングを通して、アウトプットする習慣を身につけることができたので、これからも続けていきたいと思っている。ただ、これも読んでくれる読者がいるからこそであると思っている。これからも、少しでも有益な情報をお届けできるように努力していきたい。

最近は、ネットワーク周りの知識も少しずつ吸収しているので、ネットワークに関する記事も公開できたらと思っている。また、技術ブログ仲間も随時募集しているので、是非絡んでもらえると嬉しい。

f:id:serip39:20200831015205p:plain

まとめ

技術者としてアウトプットする習慣を身につけることは本当に成長スピードを早めるためにも非常に重要なことではないかと思っている。確かに記事にすることは大変であるが、何よりも自分のためになると思う。そして、誰かの有益な情報のお陰で、日々開発がスムーズにできているので、自分もどこかにいる技術者のために少しでも貢献できたらいいなと思っている。そして、OSSへの貢献も是非チャレンジしていきたいと思っている。

最後になったが、ブログメンタリングは本当に最高な環境でした。カックさんをはじめ、同じメンティのメンバーにも本当に感謝したい。これからも共に頑張っていけたらと思う。

それでは、ステキな開発ライフを。