「UNIXという考え方」から学ぶUNIX
UNIXに興味を持ち、「UNIXという考え方ーその設計思想と哲学(オーム社)」を読んだので備忘録として残しておく。
UNIXの思想と哲学
- 小さいものは美しい。Small is beautiful.
- 一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる。Make each program do one thing well.
- できるだけ早く試作する。Build a prototype as soon as possible.
- 効率より移植性を優先する。Choose portability over efficiency.
- 数値データはASCIIフラットファイルに保存する。Store data in flat text files.
- ソフトウェアを梃子(てこ)として使う。Use software leverage to your advantage.
- シェルスクリプトによって梃子の効果と移植性を高める。Use shell scripts to increase leverage and portability.
- 過度の対話的インターフェースを避ける。Avoid captive user interfaces.
- すべてのプログラムをフィルタとして設計する。Make every program a Filter.
まとめ
「知は楽しみなり」UNIX文化に触れることができ、とても有意義な時間となった。
つい手法にばかり興味や意識が向いてしまうが、根底にある思想や考え方を知った上で、手法を身につけることがとても重要であると改めて思えた。実装において、なぜこの実装にしたのか、そこには明確な根拠が必要なので、今回学んだ考え方は肝に銘じておきたいと思えた。